2012.05.17-2012.09.23
国立台湾大学博物館群
台湾大学との三回目の共催事業。博物学の原点に立ち返り、台湾大学と東京大学、両大学に蓄積された膨大な学術標本のなかから、規格や規範や規則から逸脱していると思われるものをひとつところに集めて見せた展覧会。それらは、たしかに規格外、規範外、規則外のものであるが、しかしそうであるが故に、稀少にして美しくもあり、われわれに驚きの感情を喚起せずにおかぬものである。見て驚くという体験が惹起する好奇心である「人知」の原点を、現在するモノを介して示してみせた。
空間・展示デザイン©UMUT works 2012