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東京大學行動博物館 / 人體測量法――人體形態運動 模型與科學系列之三
(The University of Tokyo Mobilemuseum / Anthropometria: Mode & Science Ⅲ by UMUT + Naoki Takizawa)

2011.05.16-2011.08.14
国立台湾大学博物館群

 ドイツで製作された三次元関数の石膏製実体模型のコレクションの幾何学模型に見られる不可思議なフォルムから、その多様な曲面のありようを服の造形に活かした「モード&サイエンス」の試み。2010年10月に小石川分館で行われた同名展示会を、人間の身体の形状や機能や運動についての関心に基づき、モバイルミュージアムによる展覧会としてさらに発展させた。


東京大学モバイル・ミュージアム
『人体測定法(アントロポメトリア)——人体・形態・運動』
「ANTHROPOMETRIA——Mode & Science III by Naoki Takizawa」

西野嘉章
 国立台湾大学と国立大学法人東京大学総合研究博物館は、教育研究の発展推進と交流促進を図るため、東京大学モバイル・ミュージアム「人体測定法(アントロポメトリア)」を共催事業として、ここに開催する運びとなりました。
 東京大学総合研究博物館は、学内に蓄積されている六百万点超の学術標本に「東京大学コレクション」の総称を与え、それらを広く社会に還元、紹介すべく、各年いくつかの特別展とイヴェントを行っております。
 本展は2010年秋に大学博物館小石川分館で三日間にわたって、連続企画「モード&サイエンス」シリーズのひとつとして開催された展示へ、新たにいくつかの展示物を追加し、ヴァージョン・アップしたものです。
 東京大学総合研究博物館の展示は、高度な専門研究の学術的成果を社会に向けて公開発信するというだけでなく、「アート&サイエンス」という脱分野的な枠組みのなかで、従来であれば専門性や先端性によって細分化されていた学問の隔てを超えて「見ること」、「知ること」を楽しめるよう工夫がなされています。本展では、抽象的な概念に支配された数理科学と職人の技術に裏付けられたファッション・デザインの融合を通して、二次元と三次元のあいだを行き来する人体や形態や運動の問題について、新たなモノの見方を提示することに力点が置かれています。
 最後になりましたが、本展実現の機会を設けて下さった国立台湾大学の関係者の方々、とりわけ大学博物館の林先生とそのスタッフの方々に対し、心より感謝の意を表したいと思います。 (東京大学総合研究博物館館長、博物館工学/美術史学)

主催:
 国立台湾大学+国立大学法人東京大学総合研究博物館
企画:  
 西野嘉章
会場構成・グラフィックデザイン: 
 UMUT WORKS(西野嘉章+関岡ヒロユキ)

空間・展示デザイン©UMUT works 2011

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