2016.03.18
ACADEMIA
昨今、映像や音響が街中に溢れかえる時代ですが、それとは裏腹に、本当に一つの音をじっくり聴いてみる機会はめっきり減ったように思います。今年、インターメディアテクでは、日本のいろいろな音を各地で採取し、それを視聴する音響イベントシリーズ「日本の音風景」を立ち上げることになりました。祭りや季節の音、自然の音、伝統的な音、近代的な音、様々な音を、シリーズでお届けしていこうと考えております。
今回はその初回として、昨年大晦日および今年の正月の音が仕上がってきましたので、皆様にお聴かせします。除夜の鐘は厳かな雰囲気というイメージがありますが、お寺の多い京都の除夜の鐘は一風変わっています。船岡山は街の北西に位置する小高い丘で、ここに登ると街じゅうの鐘の音が聞こえてきます。あちらこちらからカリオンのように聞こえて来る除夜の鐘は他の土地では聴くことのできない音風景ではないでしょうか。今年はあまり天気に恵まれませんでしたが、時折降る雨もまた格別なものがありました。
日 時:2016年3月18日(金) 18:00(終了予定時間18:35)
場 所:インターメディアテク2階ACADEMIA(レクチャーシアター)
参加費:無料 *事前予約不要
席 数:48席(先着順) *席に限りがありますので予めご了承ください。
主 催:東京大学総合研究博物館
協 力:池田和生、河野茂紀、戸田義晃、野中章生、福田潤、
宮原健吾、山田雄浩、ジョーダウンスタジオ
【プログラム】
18:00- 解説
18:05- 2015年12月某日 大徳寺塔頭大慈院にて(読経)
18:10- 2015年12月大晦日 船岡山へ
18:30- 2016年1月3日 京春日神社にて