JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク

特別展示『海の人類史 – パイオニアたちの100万年』
のご案内

2024-06-07

プレスリリース:PDFファイル[2.9MB]

ー祖先たちの挑戦のドラマ、そして現代の私たちー

 現代の私たちは、海から多くのものを得ていますが、そのような今は、旧石器時代にはじまった祖先たちによる海の開拓史の上に築かれたものです。最新の研究によれば、3万8000年前頃に現れた「最初の日本列島人」は、漂流民ではなく、困難な海を渡ってきた「航海者」でした。巨大マグロを捕えるなど、その後に続いた縄文人の海への挑戦も、見逃せません。そんな祖先たちが海で成し遂げてきた数々のことからは、「人間の力」の大きさを思い知らされます。
 しかし現代の私たちも、海への挑戦をやめたわけではありません。現代人は海で何をしようとしているのか―本展では、海運業におけるその最前線の一端を紹介します。そこでは高機能の追求を超えた思想的な革新が起きており、人類と海との関係が新たなフェーズに入りつつあることがわかります。
 本企画では、東京駅前にあるインターメディアテクの特別展示スペースにおいて、人類の海に対する100万年の挑戦史を、学問とアートを融合させるインターメディアテク独自の手法で展示します。この展覧会が、私たちと海との関係を見つめなす機会になることを願っています。

●展示内容
第一部 : 先史時代の挑戦
① 人類最古の渡海 海を渡った謎の原人 ― 100万年前頃
② 本格的海洋進出のはじまり「最初の日本列島人」の挑戦 ― 40000~30000年前
③ さらに遠くへ 縄文人の挑戦 ― 16000~3000年前
④ 次なる時代へ 縄文海洋進出の終焉 ― 3000~2000年前
第二部 : 現代のチャレンジ
⑤ 新しい船をつくる ― 風の復権
⑥ 海上の安全と海洋環境を守る ― 個から組織へ
⑦ 新しい船を設計する ― 技術革新の最前線
*より詳しくは上記のプレスリリース(PDF)をご覧下さい。

●基本情報
名  称: 特別展示『海の人類史 – パイオニアたちの100万年』
会  期: 2024年7月5日(金)- 10月6日(日)
時  間: 11:00–18:00(金・土は20:00まで開館)*時聞は変更する場合があります
休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館、ただし8月13日(火)、19(月)は開館)、 9月2日(月)から9月9日(月)、   その他館が定める日
会  場: インターメディアテク2階「GREY CUBE(フォーラム)」
主  催: 東京大学総合研究博物館
協  賛: ファーマライズホールディングス株式会社、        株式会社商船三井、一般財団法人日本海事協会、           一般財団法人山縣記念財団
後  援: 東京大学海洋アライアンス連携研究機構、日本航海学会、  日本船舶海洋工学会
企画協力:東京大学海事デジタルエンジニアリング講座(MODE)
入館料: 無料
住  所: 東京都千代田区丸の内 2-7-2 KITTE2・3F
アクセス: JR東京駅丸の内南口から徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分

●お問い合わせ先
050-5541-8600 国外からは +81-47-316-2772 (ハローダイヤル)

●展示紹介ページ
http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0277

●関連イベント
① 7月7日(日) 14:00-16:30 
 「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」記録映画『スギメ』上映会
② 7月15日(月祝)14:00-16:30 
 講演会 『海の人類史 原始×現代』 
*どちらもインターメディアテクにて。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
https://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0278

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