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特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈8〉 ― 帝室工芸の世界』のご案内

2022-07-20

プレスリリース:PDFファイル[568MB]

●本展覧会の特徴
- 皇室に献上された、最高の技術で作られた鳥類剥製を展示
- 標本だけでなくケースの仕上げなどにも注目
- 日本初の南極探検で採集されたペンギンなど、標本を通して見る時代背景

●展示概要
 かつて、剥製標本は極めて重要な資料であり、標本コレクションこそが学問の代名詞でした。そのような標本を収集するのはしばしば富豪や貴族であり、そうした顧客の審美眼に叶うものであるためにも、標本は端正で美しいものとなりました。かくして、その台座やケースも入念に設えられ、標本は工芸品としての価値さえ持つに至ったのです。
 本展示では、かつて皇室に献上された、一級品の標本を取り上げます。そこには日本人が初めて捕獲したと考えられるペンギンの標本も含まれます。それらの標本は山階鳥類研究所に移管され、一部は現在、当館に寄託されています。
 皇室御用標本師、新宿御苑、吉兆、献上品の謎…… 様々な側面を通じて、この一連の剥製を学術標本として、また歴史資料として、あるいは美術作品として観察し、鑑定し、鑑賞する機会となれば幸いです。

●基本情報
名 称:特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈8〉 ― 帝室工芸の世界』
会 期:2022年7月26日 – 10月23日
時 間:11:00–18:00(金・土は20:00まで開館)*時間は変更する場合があります
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、9/5 – 9/12、その他館が定める日
*特別開館日8/15、8/22
*詳細は当館ホームページの開館案内をご覧ください。
会 場:インターメディアテク3階収蔵展示室「STUDIOLO(ストレージ)」
主 催:東京大学総合研究博物館
協 力:人鳥堂本舗、大島潤一、大島ひとみ
入館料:無料
住 所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F
アクセス:JR東京駅丸の内南口から徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分

●お問い合わせ先
03-5541-8600(ハローダイヤル)
国外からは+81-47-316-2772 (ハローダイヤル)

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