→プレスリリース:PDFファイル[151KB]
この度、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」では、現代美術実験展示『パースペクティヴ(2)』を開催する運びとなりました。
近年、アーティストの活動が国際的な広がりを見せていく一方、作品が生み出されるコンセプトや材料の選択等の過程では、社会的背景や地域的特徴が少なからず影響すると考えられます。加えて、空間の把握、色彩、造形感覚といった言語化しにくい部分にも、地域的な特徴は現れているとも考えられます。そこで、現代美術における多様な表現に隠れた社会的背景や地域的特徴に着目し、第2回目となる現代美術実験展示『パースペクティヴ』を企画いたします。伝統的な技術に基づく作家に加え、海外において制作活動を行った経験のある作家を組み合わせ、地域や経験による感覚の変化等、芸術表現に対する地域的特徴に焦点を当て、現代美術が「学術」と同様に国際的な共通認識、方向性を持ち得る事が可能かを検討していきたいと思います。
本展示期間中には、美術史学・美学分野の研究者によるレクチャーも予定しています。日本を含め東アジア各国において、近現代美術がどのように欧米の美術と関わりを持ち、影響を受けたか、現代美術における地域的、教育的な特徴を検討していきます。
ご多忙の折とは存じますが、ご来臨賜りたくご案内申し上げます。
■展示公開事業
名 称:現代美術実験展示『パースペクティヴ(2)』
出品作家:石井亨/柿田喜則/川久保ジョイ/長田堅二郎/柳井信乃/ サロン・ヒューズ
会 期:2019年6月4日(火)―2019年7月28日(日)
会 場:インターメディアテク3階「MODULE(モデュール)」
主 催:東京大学総合研究博物館
助 成:大和日英基金
■レクチャー
「日本における戦後芸術の動向ー前衛芸術からソーシャリー・エンゲージド・アートまで」
山本浩貴 (香港理工大学ポストドクトラル・フェロー)
日 時:6月21日(金)18:00—(17:45開場、19:30終了予定)
会 場:インターメディアテク2階「ACADEMIA(レクチャーシアター)」
参加費:無料(事前予約不要)
席 数:48席(先着順)*席に限りがありますので予めご了承ください。
主 催:東京大学総合研究博物館
助 成:大和日英基金
■基本情報
時 間:11:00—18:00(金・土曜日は20:00まで開館) *時間は変更する場合があります
休館日:月曜日(月曜日祝日の場合は翌日休館)、その他館が定める日
入館料:無料
住 所:東京都千代田区丸の内2—7—2 KITTE2・3F
アクセス:JR東京駅丸ノ内南口から徒歩1分/丸ノ内線東京駅地下道より直結
千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分
■お問い合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)