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この度、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」(IMT)では、東京大学総合研究博物館と株式会社THDとの共同開発により、サウンドレイヤー・アプリ「onIMT」を公開する運びとなりましたので、マスコミ関係者各位にご案内いたします。このアプリは耳で楽しむ新たなミュージアム体験を提供するものです。
東京大学総合研究博物館は、株式会社THDのアイディア提案と技術協力を受け、インターメディアテクにて、ミュージアムにおけるサウンドレイヤーの可能性を探求するプロジェクトを2017年7月より始動させました。2018年7月10日からは、貸出機によるテスト公開を開始し、7月中旬以降、iPhoneアプリの配布を行う予定です。いずれも無料でご利用いただくことができます。
第一弾のレイヤーは、『ディレクターズ・ボイス(1)――空間を聴く』の音声コンテンツとなります。今後も順次、さまざまな音声コンテンツを制作し、本アプリで聴くことのできるレイヤーとして追加していく予定です。
■本アプリの特徴
「インターメディアテクを耳で楽しむアプリ『onIMT』」
■onIMTとは
インターメディアテクを耳で楽しむサウンドレイヤー・アプリです。さまざまな音声コンテンツがインターメディアテクの展示空間に合わせて用意されています。その中から、来館者一人一人が好きなテーマ(レイヤー)を選んで聴くことができます。基本的な使い方は、はじめにイヤホンをつけ、選んだレイヤーの「on」ボタンを押すだけです。位置情報に基づいて、音声コンテンツが自動再生されます。あとは画面を見なくても大丈夫。耳で楽しむ新たなミュージアム体験に出かけましょう。
*インターメディアテク館内でのオンサイト視聴をメインの利用方法としますが、それ以外のオフサイトでも本アプリを用いて音声コンテンツを聴くことができます。
*本アプリの使い方はインターメディアテク公式ウェブサイト内の「onIMT」ページが調い次第、そちらに掲載予定です。
■サウンドレイヤーとは
音による現実拡張の試みを多層的に展開する革新的なコンセプトと技術です。実空間では複数のコンテンツを同時に存在させることができないのに対し、サウンドレイヤーでは、様々な音声コンテンツをレイヤー状に積み重ねるというコンセプトにより、来館者一人一人がその時に聞きたいものを自由に選択することを可能にします。また、最先端のテクノロジーを用いた専用システムを導入し、館内に配したビーコンによって感知される位置情報に基づき、音声コンテンツが自動再生されるため、コンテンツ切り替え時のボタン再生操作が不要となります。東京大学総合研究博物館は、株式会社THDとの協働により、サウンドレイヤー・アプリ「onIMT」の展開を人々の認識世界を音で変えるプロジェクトとして位置づけ、インターメディアテクを実験場に、ミュージアムにおけるサウンドレイヤーの可能性を探究していきます。
*ミュージアムにおけるサウンドレイヤー・アプリは東京大学総合研究博物館と株式会社THDの共同開発によるアプリケーションです。「onIMT」はインターメディアテクにおいてサウンドレイヤーを実現するコンテンツアプリケーションです。
■『ディレクターズ・ボイス(1)――空間を聴く』レイヤー紹介
インターメディアテク総合監修を手がけた西野嘉章館長が館内の空間展示デザインの工夫について解説します。(合計約60分、インターメディアテク2F・3F)
録音日:2018年1月9日
公開日:2018年7月10日
制作:東京大学総合研究博物館
■今後公開予定のレイヤー
-『ディレクターズ・ボイス(1)――空間を聴く』BGM付き
西野嘉章館長による解説音声に世界の民族音楽のBGMが組み合わされたレイヤー
-『ディレクターズ・ボイス(1)――空間を聴く』英語版
同名レイヤーの英語翻訳版
-『Play IMT(7+)――レゾナンス(仮)』
音楽監督イ・ヨンジェ氏とのコラボレ—ションによる音楽レイヤー
■貸出機の利用方法
インターメディアテク2階受付にて詳細をお尋ねください。
*本人確認書類の提示と申込書の記入が必要となります。
*台数に限りがありますので、予めご了承ください。
■お問い合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)