この度、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」では、特別展示『医家の風貌』を開催する運びとなりました。
昨年夏、東京大学医学部附属病院より四十四点の肖像画が、八点の肖像彫刻と併せて、総合研究博物館へ管理換となりました。肖像画コレクションは病院内科講堂演壇背面の大壁面に掛け継がれてきたもので、五段にわたって居並ぶ歴代病院長の肖像群は、医家の権威と教育の歴史を伝える見事なパノラマを構成していました。「階段教室」式講堂空間の高所に架蔵されていたことから、長期に亘って手つかずのままでありました。そうした環境がむしろ幸いし、病院長職の系譜を完璧に辿ることができます。博物館ではすぐに、積年の塵埃を払い、画面の修復作業を始めました。いまだ途半ばの状態ではありますが、修復家鈴鴨富士子氏の協力を得て、作業の成果の一端を一般に公開することとしました。いずれの作品も、眼前で間近に見られることがこれまでなかったものであります。明治時代の医家の堂々たる風貌をご堪能いただく機会となります。
■展示公開事業
名 称: 特別展示『医家の風貌』
会 期: 2016年12月3日(土)から
時 間: 11:00―18:00(金・土曜日は20時まで開館、入館は閉館時間の30分前まで)*時間は変更する場合があります
休館日: 月曜日(月曜日祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日
会 場: インターメディアテク3階「MODULE(モデュール)」
主 催: 東京大学総合研究博物館
入館料: 無料
住 所: 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F
アクセス: JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結
■お問い合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)