2015.04.01-2024.03.01
1)教育課程の位置付け(時数)
2)実際に得られたと感じた教育効果
2023年度アカデミック・アドベンチャー利用校より
■中学3年生
1)選択授業で2時間
2)展示物に興味深いものが多かったようで、生徒は熱心に観察していた。生物の標本や鉱物に興味をもっている生徒も多く、大学生のインターメディエイトの話が分かりやすく楽しかったという声が多かった。
■中学1-3年生
1)夏休み中の特別講座
2)生徒がどのようなことに興味があるのか、知らない一面が垣間見えた。 博物館の展示を能動的に観察する意識が生まれたと感じる。
2022年度アカデミック・アドベンチャー利用校より
■中学1-3年生
1)夏休み学習チャレンジプログラム(全教科を対象に実施しているもの)
2)生徒が、展示物を見て考えるという考え方を新たに知ることができた。ものの見方には様々あるということや博物館で学ぶことの面白さ、そして大学生が自分たちのためにそれらを伝えてくれようとしているということについて学びがあった。
2018年度アカデミック・アドベンチャー利用校より
■小学校3年生
1) 社会科(2時間)、総合的な学習の時間(2時間)
2) 事前学習として、東京大学の教育研究に由来する展示物を大学生ボランティアと一緒に観察、鑑賞し対話できるところという紹介をした。実際に参加したところ、幅広い展示物を目にし、児童が興味深く話を聞いていた。他のグループがどのようなことを見聞きしたかの交流もあり、他の興味にもつながった。
■小学校3年生
1) 社会科(2時間)、総合的な学習の時間(2時間)
2) 科学的学問への興味の喚起という教育効果があったと感じた。大学生ボランティアに案内してもらえたのも刺激になった。
■中学校1-3年生
1) 部活動(理科部)の校外活動として
2) 通常の博物館では見られない展示や、大学生ボランティアからの違う観点の投げかけなど、生徒たちも新鮮に感じたようだった。何かを鑑賞する際には正解などなく、自分の感じたものを大切にし、他者と共有したり意見を交わしたりすることの素晴らしさを知ることが出来た。
■中学校1-3年生
1) 部活動
2) 生徒たちの科学に対する意欲、興味関心が高まることが間接的に教育効果に現れた。
■中学校1-2年生
1) 部活動
2) 自然科学をはじめとした様々な物事への生徒の関心や知見が広がり、「学習する」だけではなく「学問をする」第一歩になった。
■中学校3年生
1) 修学旅行
2) 生徒たちの「なぜ?」と感じる気持ちを刺激するプログラムだった。集中して体験できる取り組みであると感じた。
■中学校1-3年生
1) 部活動(1時間)
2) 普段の授業では何に興味をもっているかを話す機会はあまりないので、それについて大学生ボランティアから質問され、自分の言葉で答えていたのが良かった。今後の教育活動に活かしたいと感じた。また、大学や大学院で勉強・研究している人たちと接することができる貴重な機会だった。
■中学校1-3年生
1) 部活動
2) 今後の学習意欲と進路決めに役立てるとともに、プログラム参加をきっかけとして、さらに知の探究心をくすぐりたいと考えている。
■小学校4年生
1) 学校行事(3時間)
2) 観察し、考察した内容を友達に伝えるためにどのように表現すればよいのかを考えることが深い理解につながった。また、自分の考えを友達の考えと比較し関係付けて考えるなど、物事の見方や考え方を高めることが出来た。
■中学校1-3年生
1) 部活動
2) 科学的知識を深めるだけではなく、子どもたちが普段関わらない「大学生」との交流を通して人としての視野を広げる機会になった。
■中学校1-3年生
1) 部活動
2) 「ただ見るだけ」になりがちな博物館の標本を、大学生ボランティアとの対話を通じて観察するという経験は新鮮だったのではないか。生物部のため生徒の興味は生物系だが、工学、地学、歴史など様々な分野の展示があり、それが生徒の興味の幅を広げるきっかけになった。
■中学校1-3年生
1) 校外活動
2) 単なる興味や関心といった程度だったものが、普段触れることのない学術標本という刺激を経て、考え方やものの見方などに新たな発見があったように思えた。思考の広げ方によい成長が見受けられた。
2017年度アカデミック・アドベンチャー利用校より
■小学校6年生
1)理科(4時間)
2)一つの事象をとって、どの視点からの研究になるのかという点が、子どもたちの視野を広げてくれた。大学生が、子どもたちに身近なこと、あるいは子どもたち自身のことに関連づけて話してくれたため、わかりやすかった。
■中学校3年生
1)学校行事(修学旅行)、総合(2時間)
2)博物館等の公共施設でのマナーやルールを学ぶことができた。特に、大学生ボランティアとの接し方や話し方のマナーに触れる機会となった。博物館の展示の仕方に興味をもった生徒もいた。
■中学校1-3年生
1)夏期講習のリベラルアーツ(3時間)
2)大学生ボランティアと一緒に考えながら見ることで「知りたい」という興味が高まっていた。さまざまな物がコレクションされていたため、生徒の幅広い関心を誘った。物事には背景があり、見たり聞いたりすることや考えることの大切さを知った。大学生が自分の研究と関連させて話してくれたため、身近な進路の大学について実感することができ、自分の進路やなぜ大学で学ぶのかについても良い展望をもつことができた
2016年度アカデミック・アドベンチャー利用校より
■小学校3年生
1)学校行事(4時間)
2)様々なジャンルの希少価値の高い本物の展示物を見ることで、新しいことに興味をもつ児童や、自分の知識をより広げ深めた児童など、十人十色の好奇心を満たしてくれるプログラムだった。グループごとに見る展示物が異なることで、プログラム参加後に他グループの子との交流が自然とうまれてくる設定はとてもよく、学校でもさらに活用できる学習形態であると思った。3年生の発達段階において「比べる」という視点を授業場面でも多く軸としているが、その思考過程に合うインターメディエイトの問いかけや話の内容が子どもたちにちょうどよかった。
■小学校3年生
1)学校行事(4時間)
2)展示物の種類の多さに子どもたちが感動していた。大学生が3年生にもわかるように話をしてくれた。クイズ形式などの工夫により、子どもたちが楽しむことができていた。自由見学時間を設けたため、それぞれの興味のあるものを見ることができたのもよかった。
■小学校3年生
1)学校行事(4時間)
2)本物に触れることで、学びの深まりがあったと思う。様々な分野にわたって展示されているので、どの児童にとっても興味・関心が高まっていた。
■小学校6年生
1)総合的な学習の時間(2時間)、理科(2時間)
2)多方面から物事、事象、出来事を捉えるようになった。生物の一面ではなく、その奥にあるものに視点をおくようになった。
■小学校6年生
1)総合的な学習の時間(2時間)、理科(2時間)
2)普段、家庭で博物館を利用した時は、展示物の詳しい説明などを聞く機会は少ないため、専門的な知識をもつ方々から直接教えていただき、また質問をすることができたのは、子どもたちにとって、とても有意義なものとなったと感じた。
■小学校6年生
1)理科(3時間)
2)インターメディエイト(案内役の大学生)のものの見方や考え方に学ぶことが多かった。6年生の発達段階や実態に合っていた。グループ別に見学した展示物や聞いた話が異なっていたことで、自由見学時間に子ども同士が展示物を紹介し合う姿が見られ、学習が深められた児童がいた。
■小学校6年生
1)理科(3時間)
2)2学期末に訪問したため、具体的な教育効果を感じるまでには至っていないが、科学的な見方・考え方を養うきっかけになった。恐らく再訪する児童も多いと思う。
■小学校6年生
1)理科(3時間)
2)ものの見方、観察の仕方・視点を教えてもらうことができた。
2015年度アカデミック・アドベンチャー利用校より
■小学校3年生
1)学校行事(4時間)
2)本格的な博物館を見学に行く初めての機会となった。様々な分野に興味をもつことができた。
■小学校5年生
1)総合的な学習の時間(4時間)
来館前1時間は事前学習、来館後1時間は体験を踏まえてのインターネット等での調べ学習
2)見学内容が多岐にわたり、児童は様々なことに興味関心をもつことができた。案内役の大学生の丁寧な案内が見学を楽しく盛り上げた。夏休みの自由研究での課題設定でも自分の興味を拡げていた。
■小学校6年生
1)理科(2.5時間)
来館後1時間はまとめ学習
2)点だった知識が線になった。発展的な学習内容も含め、既習内容と関連させて考えることができていた。
■小学校6年生 *学校からバスにて来館
1)国会議事堂の社会科見学とセットで利用(総時間数6時間)
2)ものを見た時に、知識を教えてもらうだけでなく、なぜそうなっているのかを自分で考え、予想していくことによる問題解決の意識を養うのに適したプログラムだった。案内役の学生が児童と対話しながら、児童の気付きを大切にして、実物の前で話をしてくれるというプログラム内容が魅力的であった。理科では、例えば、人と植物、人と水、人と空気のつながりについて自分で問題を一つ決め、予想して調べるという学習を行っているが、その時に生き物の多様性について考えている児童も多く、本プログラムの経験が活きている。
■小学校6年生 *静岡県
1)修学旅行のコース別研修で利用
2)ある程度知識をもった学生が付いたため、コミュニケーションを通じて学びを深めることに効果的だった。知識をある程度もった児童は会話も進み、考えが深まる様子があった。知識差があるとやや心配された児童や普段はなかなか発表ができない児童も、見たものを通じて自分の考えをしっかりともち、あの場で発言することができており、期待以上の教育効果を得ることができた。算数や国語などの授業で課題に直面した時に、グループで話を深めていく力が付いている等の学習効果を感じている。
■中学校3年生 *福井県
1)総合的な学習の時間と修学旅行のグループ別訪問先の一つとして利用
2)2年生で職場体験活動を行ったため、企業や職業がわかるところに行きたいと考えていたところ、色々な体験ができるアカデミック・アドベンチャーのことを知り、利用することにした。博物館的なもの、芸術的なものを見たり、体験したりしたため、そういうものに対する興味関心が高まった。