JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク

公開座談会『Play IMT (6) ――俳優を語る』

2017.04.21
ACADEMIA

日時 2017年4月21日(金)18:00 –
  (17:45開場、19:30終了予定) 
会場 インターメディアテク2階ACADEMIA(レクチャーシアター)
参加費 無料(事前予約不要)
定員 48名(先着順)*席に限りがありますので予めご了承ください。
主催 世amI+東京大学総合研究博物館
後援 映画24区
助成 公益財団法人韓昌祐・哲文化財団

 インターメディアテクでは、演劇創作プロジェクト「Play IMT」の関連企画として、俳優という存在に焦点を当て、演劇の可能性、そして今後のプロジェクト展開について議論を行う公開座談会を行います。
 東京大学総合研究博物館と劇団世amIは、インターメディアテクというミュージアムを舞台に演劇創作を行う協働プロジェクト「Play IMT」を2014年10月から開始しました。本プロジェクトでは、非劇場空間であるインターメディアテクにおける独自の演劇表現の可能性を追求しています。
 「『いい俳優』になりたい」。俳優を志す人は皆、このような思いで努力を重ねていることでしょう。しかし、世amI主宰で「Play IMT」の演出を手がけ、俳優の傍ら演技論の専門家兼演技トレーナーとして活動を行う金世一(キムセイル)氏は、日頃から多くの俳優や俳優志望生に接するなかで、彼らに「『いい俳優』とは何か」、「どのような俳優が『いい俳優』だと思われているか」、「自分がどうなれば『いい俳優』になったと確信をもてるようになると思うか」という質問をすると大体の人が答えに戸惑うと言います。
 「いい俳優」になりたいが、俳優自身が「いい俳優」の表象を具体的に描けていないのではないか。この問題を議論のきっかけとし、今回の公開座談会では、俳優とはどのような存在なのかという演劇一般の問題から、インターメディアテクという空間は俳優の存在とどのような関わりをもっているのかという「Play IMT」固有の問題まで、金世一氏とこれまでの「Play IMT」演劇パフォーマンス出演俳優を中心に、ミュージアム側のプロジェクトメンバー、俳優や観客の立場の一般参加者を交え、多様な視点から考える機会とします。

演劇創作プロジェクト「Play IMT」
 東京大学総合研究博物館と世amI(せあみ)は、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」を舞台に演劇創作を行う協働プロジェクトを実施しています。本プロジェクトは、ミュージアム空間における演劇創作の実験です。インターメディアテクの学術標本やミュージアム空間のさらなる創造的な活用の可能性を探求するとともに、新たな演劇表現に挑戦していきます。その一環として、公開型の演劇創作プロセスを積み重ねるべく、「演じる」と同時に「遊ぶ、楽しむ」という意味をもつ英語の「Play」をキーワードに、関連イベントをインターメディアテク内で随時開催しています。

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