2016.03.30
JP TOWER HALL & CONFERENCE
【申込終了】
定員になりましたので申込は終了いたしました
東京大学宇宙線研究所長・教授の梶田隆章先生が、「ニュートリノが質量をもつことを示すニュートリノ振動の発見」により、2015年のノーベル物理学賞を受賞しました。梶田先生の功績を広く社会にお伝えするために、インターメディアテク開催の特別公開『梶田隆章先生ノーベル賞受賞』に併せて、「JPタワーホール&カンファレンス」において梶田先生ご自身による講演会を開催します。
日 時: 2016年3月30日(水) 17:00―17:45(講演会)、開場 16:00
会 場: JPタワーホール&カンファレンス(JPタワー/KITTE4階)
講演者: 梶田隆章(東京大学宇宙線研究所長)
演 題: 「ニュートリノの小さい質量」
参加費: 無料(事前申込制)
主 催: 東京大学+日本郵便株式会社
共 催: 東京大学宇宙線研究所
協 賛: 株式会社コングレ、株式会社丹青社
梶田隆章先生プロフィール
梶田隆章(かじたたかあき):東京大学宇宙線研究所長・教授。埼玉県東松山市の出身。埼玉県立川越高校から埼玉大学理学部に進み、物理学を専攻しました。大学卒業後の1981年に東京大学大学院理学系研究科に進学し、小柴昌俊先生(2002年ノーベル物理学賞)の研究室に所属します。1986年に学位論文「Search for nucleon decays into anti-neutrino plus mesons(反ニュートリノと中間子への核子崩壊の探索)」で博士号を取得。小柴研究室の先輩であった戸塚洋二先生(故人)らとともに宇宙線研究に従事します。1988年にカミオカンデにおける大気ニュートリノの観測からニュートリノ振動を推測し、続くスーパーカミオカンデによる精密測定からニュートリノ振動を確認します。すなわち、ニュートリノに質量があることを発見し、これを1998年の国際会議で発表しました。2015年、アーサー・B・マクドナルド氏とともにノーベル物理学賞を受賞。受賞理由は「ニュートリノが質量をもつことを示すニュートリノ振動の発見」です。同年、文化勲章を受章。
写 真: Nobel Media AB 2015/ Pi Frisk